2018.12.04

簡単に揃う材料・道具でできるお香の作り方!自分だけの香りを楽しむ♪

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お香には、伝統的な香料の香りやアロマの様々な香りなど、いくつもの種類があります。

そして、タイプも様々で、火をつける一般的なものから、常温で香るものまであり、部屋で楽しむのはもちろん、プレゼントにしたりおもてなしの時に用いたりと、たくさんの場面で活用できます。

市販されているお香の中から好みを見つけるのも楽しいですが、自分で調合しながら作るとさらに楽しめます。

お香って、作れるの?と疑問に思うかもしれませんが、作り方の手順はとてもシンプルです。

センスが光るのは、香料の調合の場面でしょうか。

ここでは、様々なお香の種類や作り方についてご紹介します。

お香の種類

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お香は、火を焚いて楽しむものと捉えがちですが、火をつけなくても楽しめるものもあります。

たとえば、香料をブレンドして小袋に入れると、香り袋になります。

香り袋は、身につけることで衣服などに香りを移して楽しんだり、着物や掛け軸など保存するときに一緒にタンスの中に入れていました。

防虫効果が期待できる香料で作った匂い袋は、現在の防虫剤のように使われていたんですね。

その他にも、名刺やレターセットに香りをうつすことで、贈る相手にも喜ばれるアイテムにもなります。

また、熱で温める練香や印香です。

練香や印香は、温めた灰の上に置くことで、間接的にじんわりと熱を持ち、香りを放ちます。

香料を作る前に

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香料には、いろんな種類のものがあることが分かりました。

まず、材料を揃える前にどんなお香を作りたいのか決めましょう。

香料は、同じ材料でも作るお香により適した形状があります。

香り袋や文香には刻んだタイプ、線香やコーン状のお香、印香、練香には粉末タイプの準備が必要です。

そして、お香の最大の難関といえば、香料の調合です。

香料の調合に関するポイントを見ておきましょう。

香料の特徴を知る

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お香に用いる香料は、伝統的な香木やスパイスなどの香料をはじめ、精油を使うことも増えました。

調合する前に、それぞれの香料がどんな香りで、どんな気分の時に使いたいかなどを知っておくことはとても大切です。

調合すると、本来の香りとはまた違った印象になりますが、その変化を楽しめるのは本来の香りを知っているからこそですよね。

香料は、甘味・辛味・酸味・苦味・軽い・重いと言い表されますが、自分なりの表現方法も交えてメモしておくと良いでしょう。

作りたい香りのイメージを明確にする

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作りたい香りのイメージをすることは、とても大切なポイントです。

きちんとイメージが定まっていないと、いつまでたってもゴールにたどり着かないなんてことにもなりかねません。

たとえば、どんな場面(場所・人・季節・気持ち)でどんな風に使いたいかを思い浮かべるといいですね。

もしくは、誰かへのプレゼントなら贈る相手を想像して似合いそうな香りを意識してみても良いでしょう。

香料は複数使う

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お香は、一つの香料でも成り立ちますが、ぜひ調合にチャレンジしてみてください。

調合により、香りに深みが生まれたり、印象がガラッと変わる楽しみがあります。

基本的に、お香は数種類~数十種類の香料を調合して販売されていることが多いです。

初めて作る場合、数十種類もの香料を調合するのは難しいため、数種類から挑戦してみましょう。

まずは、ベースになる香料を決めて、そこから少しずつ他の香料を加えていきます。

注意したいのが、香りの強い香料の使用です。

香りの強い香料は、耳かき1さじ程度加えるだけでも大きな影響を与えます。

それほど、調合はデリケートなんですね。

失敗を防ぐためには、ほんの少し足して混ぜ、香りを確かめてからさらに足すかどうかを検討することが大切です。

この手間を省くと、調合が難しくなってしまいます。

調合は、合わせてみないと分からないドキドキ感やワクワク感とともに、思わぬ結果に驚いたり、新しい発見があったりと、香りを存分に楽しむ作業ともいえます。

苦手な香料があったとしても、調合することで好きな香りに変わる可能性が大いにあるのも調合の魅力です。

ぜひ、苦手だからと嫌煙せずに、積極的に使ってみましょう。

香料の種類

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香料には、たくさんの種類があります。

まずは、お香に使われる伝統的な香料の一部を見てみましょう。

伝統的な香料

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・沈香(じんこう)

最もポピュラーな香料です。

ジンチョウゲ科の木から採れる樹脂で、香りが出るようになるには、長い年月を必要とします。

そのため、年月を経たものほど価値が高まり、100年以上のものはとても貴重です。

沈香は基本的に温めることで香りが広がりますが、沈香の中の最高級品・伽羅(きゃら)は、伽羅になると温めなくても香ります。

・白檀(びゃくだん)

精油はサンダルウッドと呼ばれます。

ビャクダン科の木で、芯にいくほど強い香りになります。

・桂皮(けいひ)

シナモンのことで、日本ではニッキとも呼ばれますね。

産地により風味や香りが異なります。

・丁子(ちょうじ)

チョウジの木の花のつぼみで、クローブとも呼ばれます。

とても刺激的な香りで、スパイスとしても多く用いられます。

・大茴香(だいういきょう)

中国料理によく使われる、八角のことです。

英語ではスターアニスとも呼ばれます。

・乳香(にゅうこう)

甘い濃厚な香りが特徴で、キリスト教の協会などでも使われています。

昔から、神聖な場で用いられることが多かったようです。

・麝香(じゃこう)

ムスクの名で知られており、香水やルームフレグランスでもよく耳にしますね。

麝香鹿のオスの生殖器の分泌物で、他の香料と混ぜることで香りに厚みを持たせることができます。

・その他

その他にも、ショウガに似た香りの山奈(さんな)、清涼感のある香りの龍脳(りゅうのう)、シソのような爽やかさを感じる霍香(かっこう)、甘く濃厚な香りの安息香(あんそくこう)、他の香りを引き立たせる貝香(かいこう)などがあります。

アロマテラピーにも用いられる精油

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伝統的な香料が木や樹脂、植物など天然素材そのものの香りであるのに対し、精油は原料から蒸留や圧搾などの方法で抽出した香り成分です。

そのため、同じ材料であっても、香料と精油とでは香りが違う場合があります。

精油は、花の華やかな香りや果実のみずみずしい爽やかな香りなど、たくさんの種類があります。

お香の調合に加えるのも一般的に行われており、華やかな香りが好きなかたは精油も活用してみましょう。

お香の作り方

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それでは、いよいよお香作りに挑戦です。

今回は、香り袋、火を灯すお香、印香の作り方をご紹介します。

香り袋の作り方

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香り袋には、細かく刻んである香料を使用します。

調合のために準備するのは、シェイカーと計量スプーン、香料の三点です。

香り袋は常温で使うため、火を灯したり温めなくても香る香料をベースにします。

そして、好みの香りに近づけるために、他の香料を加えてシェイカーで混ぜ、香りを確かめてからまた足す…を繰り返しましょう。

好みの香りができあがったら、小袋を用意します。

ハギレなどを縫って小さな袋に仕立てて、香料を入れて袋の口を閉じるだけなので、とても簡単です。

袋が簡単に開いてしまわないように、紐を十分に縛って閉じるなどの工夫をしましょう。

持ち歩きたいなら小さめのサイズ、部屋香にしたいなら大きめのサイズなど、使う場面によってサイズを変えます。

小袋に使う布をチリメンや和柄のものにすると、より和風の雰囲気が出ますね。

紐を長くすると、バック紐に取り付けたりキーホルダーとして活用できたりと、身につけやすくなります。

紙に挟んでノリ付けをすると、しおりや文香にもアレンジできます。

火をつけるお香の作り方

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コーンタイプのお香は、粉末状にした香料とたぶ粉、水、乳鉢、乳棒、計量スプーン、ヘラを使います。

まずはベースとなる香料を乳鉢に入れて、他の香料と混ぜて調合します。

ここでも、ほんの少し加えてよく混ぜ、香りを確かめてから次を足す…の作業を繰り返します。

たぶ粉は、つなぎの役割を果たすため、調合し終わってから加え、水を1滴単位で加えて練ります。

水の量は香料の量により異なるのですが、耳たぶよりも少し柔らかいくらいの感触になる程度に加えるため、計量スプーンでどばっと加えるのはNGです。

耳たぶの柔らかさよりも緩くなりすぎた場合は、たぶ粉を加えて調整しましょう。

しっかりと練ることができたら、計量スプーンの3分の1量を手に取り、お団子を丸めるように両手で転がします。

そして、コーン状に成形して、まる一日置いて乾燥させます。

線香の作り方

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線香は、コーンタイプのお香と同じように作り、成形の段階で線香の形に加工します。

コーン状のものは先がとがるように成形しますが、線香はまっすぐ1本の棒状に仕上げる必要がありますよね。

練り上げた香料を机におき、指一本を使って優しく転がしながら作ると比較的簡単です。

途中でちぎれないように、太さを均一にしながら伸ばすのは少しコツのいる作業かもしれませんが、挑戦してみてはいかがでしょうか。

線香に仕上げるために、注射器のような便利な道具もありますので、手で伸ばすことが難しいかたやより綺麗に仕上げたいかたは道具の活用もおすすめです。

線香も、成形したあとは一晩おいて乾燥させます。

十分に乾ききらないうちに保存してしまうと、カビの発生原因になるため注意が必要です。

印香の作り方

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印香は、火を灯さずに温めて香りを楽しむものですが、作り方は火を灯すタイプのものと大きく変わりません。

成形の段階までは火を灯すお香と同じように作り、丸めずにクッキーの型どりをするように広げます。

広げる厚さの目安は約3mm程度にし、できるだけ均一の厚みになるようにしましょう。
印香は、見た目の可愛らしさも特徴です。

小さめの型抜きを使用して、花や鳥などの形に抜き、少し模様を足して楽しんでも良いでしょう。

型抜きは、クッキー用だと大きすぎるため、デコレーション弁当用の型抜きがおすすめです。

火をつけるタイプのお香や印香は、色をつけることもできます。

粉末の着色料を使用して、香りごとに色を変えるなどして楽しむのもおすすめです。

香料は伝統的な香料に限らず、精油を加えてみると香りのバリエーションが広がります。

ローズなどの華やかな香りや、レモンなどの爽やかな柑橘類の香りなども取り入れてみましょう。

お香作りに必要な材料や香料は、専門店での購入の他に、オンラインショップでの購入が便利です。

専門店は数多くないため、全国どこからでも入手しやすいのはオンラインショップですね。

調合セットなど、これから道具一式を揃える必要があるかたに便利なパックも販売されています。