2018.11.16

お料理やお茶、クラフトにも使えるハーブ!ディルの育て方と活用方法

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ディルは、地中海沿岸や西アジアが原産の1年草のハーブです。

葉っぱ、茎、花、タネと活用できる部分が多く、観賞用としても楽しめます。

ヨーロッパでは日常的に使われているハーブで、料理にもよく用いられます。

ここでは、ディルの上手な栽培のコツや活用方法についてご紹介します。

ディルとフェンネルの違い

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ディルに見た目がそっくりなハーブがフェンネルです。

ハーブに詳しいかたでも、見た目からその違いを把握することが難しいと言われるほど似ています。

ディルとフェンネルの大きな違いは、味と香りです。

葉っぱを噛むと、ディルは少し刺激的な辛みや酸味を感じますが、フェンネルはほのかな甘みがあります。

また、香りについてはフェンネルよりもディルが穏やかです。

ディルの上手な育て方とコツ

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ディルは日当たりがよく水はけのよい土を好みます。

タネから育てるのが一般的ですが、苗を入手することもできます。

しかし、ディルは植え替えが苦手なハーブのため、植え替える時には根っこを傷つけないように十分に配慮し、深めに穴を掘って植え付けます。

タネは、春蒔きと秋蒔きの両方が可能です。

冬の寒さには若干弱いため、極寒地では春蒔きで育てるのが無難です。

植え替えをできるだけ避けるため、育てる場所にタネを蒔き、育ち具合をみながら間引きし、元気な苗を残します。

暖かい地域では秋に蒔いたタネで成長し、春までに葉っぱや茎を収穫することもできますが、開花は年を越してからとなります。

ディルは順調に成長すると60cm~120cm程度まで大きく育つため、あらかじめ支柱をたてておくことをおすすめします。

収穫は20cm以上育ってから行いますが、一度にたくさん摘んでしまうと成長が止まってしまう可能性があります。

収穫するときは、その時に必要な量だけにとどめ、外側の大きな葉から順に摘んでいくと成長を妨げないため安心です。

ディルの活用方法

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ディルは、料理、ハーブティー、ハーバルバス、観賞、クラフトなど幅広く活用することができます。

料理については、サラダやスープ、魚介類を使った料理、卵料理、ジャガイモ料理との相性がよく、サーモンなどの魚料理の香り付けにも役立ちます。

ディルという名前は、“なだめる”や“おだやかになる”といった意味のdillaに由来しています。

ハーブティーに活用するのもおすすめで、ドライにしたものよりもフレッシュな状態で用いた方が香りが出やすいため、香りを存分に楽しみたいかたは摘みたてのディルを使用します。

ドライのディルをハーブティーにする場合、1人分で大さじ1杯程度が目安ですが、濃さの好みによって加減することをおすすめします。

ディルは、観賞用としても楽しめますが、草丈が120cm近くまで育つため観賞用として楽しむなら花壇や大きなコンテナー、庭植えの方が見栄えがよいです。

小枝のような葉っぱと放射状に広がる小さな花が愛らしく、見た目にも楽しめます。

ディルは1年草のため、根を残しても翌年には持ち越せません。

タネを収穫して翌年の春に蒔くために保存しておき、葉や茎は翌年の収穫時期まではドライにしておくと重宝します。