2019.01.25

自分好みの味を見つけよう!ハーブティーの基本とおすすめ5選

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コーヒー、紅茶と並んで、身近な飲み物になりつつあるハーブティー。

カフェインを控えている人の選択肢になるほか、「なんだか身体に良さそう!」 と興味を持つ人も増えています。

一方で、馴染みがないので、選び方や美味しい入れ方がわからない、という人も多いのではないでしょうか。

この記事では、ハーブティーを生活に取り入れてみたいという人に、ハーブティーの基本と初心者におすすめの5種類をご紹介します。

ハーブティーの基礎知識

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ハーブは古くから人々の暮らしの中にあり、生活の様々な場面で利用されてきました。

役立つ利用方法が経験として人から人へ伝えられ、その結果として現在では、ハーブティーをはじめ、ハーブの活用は実に多彩になっています。

まずは、ハーブという言葉が持つ意味と、歴史を振り返りながら、ハーブティーに使うハーブとその成分について見ていきましょう。

ハーブとは?

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ハーブティーという言葉の「ハーブ」は、「香りのある草木」を意味します。

英語で「herb」と表記するハーブは、ラテン語で「緑の草」と云う意味の「herba(ヘルバ)」が語源となっています。

ここから現在では、料理や園芸など生活に役立つ香りのある植物をハーブと呼ぶようになりました。

ハーブティーに使われるハーブ

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ハーブの中でも、ハーブティーで使われるハーブは、ティーの原料として加工されているものを指します。

具体的には、植物の葉や花、根、果皮などの部分で、ハーブティーの種類によって使われる場所は異なります。

例えば、代表的なハーブティーのひとつであるペパーミントティーは、ペパーミントという植物の葉がハーブとして、ティーに使われているのです。

ハーブの歴史

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古くから人々は身近な薬草を心身のケアに用いてきました。

今のように医薬品がなかった時代には、植物が持つ様々な効果が人々の経験によって伝えられ、心身の不調を改善するために利用されていたのです。

ハーブティーもそういった薬草を利用する方法のひとつとして発展しました。

そこから近代になって、植物から特定の作用を保つ成分を取り出したり、人工的に合成したりする方法が確立されます。

鎮痛剤として有名なアスピリンなど数多くの医薬品が、ハーブをはじめとする植物の持つ成分をきっかけにして生まれたのです。

ハーブティーの成分

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植物が持つ化学物質は、「フィトケミカル」または「ファイトケミカル」と言われ、健康管理に役立つ物質として近年注目されるようになってきました。

例えば、緑茶に含まれる「カテキン」という物質は、抗酸化作用を持っていることがわかっており、嗜好品としてだけではなく、健康に良い飲み物としても緑茶が選ばれるようになっています。

ハーブティーの原料となるハーブも、数多くのフィトケミカルを含んでいます。

その他にも、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、人間の体の調子を整えるために欠かせない成分がハーブの持つ成分として知られています。

それぞれのハーブが持つ成分やその機能を知り、ハーブティーとして身体に入れることは、健康管理に役立つのです。

ハーブティーをおいしく飲むために

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紅茶や緑茶と同様にハーブティーにも、おいしく飲むためのコツがあります。

素材の選び方から保存方法、基本の入れ方まで、ハーブティーを入れる時に気をつけたいポイントをご紹介します。

ハーブティー用ハーブの選び方

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ハーブティーに用いるハーブには、生のフレッシュハーブが使われることもありますが、原料となる植物を乾燥させたドライハーブが主流です。

市販されているドライハーブは、ハーブティーの他にも、ポプリなどのクラフト用の目的で食用ではないものや、食用でもスパイス用として細かく粉砕されているものなどがあります。

ハーブティーとして飲むことを目的に作られているドライハーブを選ぶことが、安全においしくハーブティーを楽しむためにはまず欠かせないことです。

質の良いドライハーブを選ぶポイント

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ハーブティー用に市販されているドライハーブの中でも、質の良いものを選ぶためにはいくつかのポイントがあります。

信頼できるハーブを購入するために、まず押さえておきたいのが、産地やハーブの学名が明示されているものを選ぶことです。

サンプルで味や香りを試すことができる場合には、香りが良いかどうかもチェックポイントになります。

香りの弱いものは、製造過程で香りが飛んでしまっている可能性があるので、注意しましょう。

ハーブの保存方法

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ハーブは紫外線、熱、湿気によって成分が分解したり、変化したりしてしまいます。

日光を避けるために遮光できる保存容器を用い、冷暗所で保管しましょう。

ハーブは細く粉砕するほど、表面積が増えるため、酸化などによって質が低下しやすくなります。

サイズが大きいものや固くて抽出しにくいものは、ハーブティーを入れる前に粉砕などの加工が必要ですが、まとめて粉砕したものを保管することは避け、購入時の形のままで保存することが、質を保つためには重要です。

ハーブのおいしいいれ方

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ハーブティー用のドライハーブを保存容器から出す際には、衛生状態を保つため手は使わず、必ずスプーンなどで取り出します。

サイズが大きい場合には、成分を抽出しやすいよう、小さくカットしたりすりつぶしたりしましょう。

1回に使うハーブの量は種類にもよりますが、大さじ山盛り1杯を目安に、ティーポットに入れます。

次に、沸かしたお湯(150〜200ml)をティーポットに注ぎ、フタをして抽出します。

抽出時間は、花や葉などを使ったハーブは3分程度、根など固い部分のハーブは5分程度が目安です。

抽出ができたら、必要に応じて茶漉しを使ってカップに注ぎ、出来上がりです。

特別なコンディションの人がハーブティーを飲むときの注意点

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妊娠・出産・授乳の時期は、使用できる医薬品が限られることもあり、セルフケアとしてハーブティーを利用したいと考える人も多いでしょう。

基本的に、医薬品と比べて作用が穏やかと言われているハーブですが、使用に注意が必要なものもあります。

例えば、子宮や骨盤の周囲の筋肉を調節する働きがあると言われているラズベリーリーフは、西洋では出産準備に用いられてきた歴史もあるハーブですが、妊娠後期までは使用を控えた方が良いとも言われています。

他にも、マテなどカフェインを含有するハーブもあり、注意が必要です。

妊娠~授乳期におけるハーブティーの使用に関しては、担当の医師に相談をしてからにしましょう。

また、ハーブの中には、特定の病気の人には使用できないものや、特定の医薬品と作用をして、その医薬品の作用を強めたり弱めたりしてしまうものもあります。

病気治療中の人は、使用を控えるべきハーブがないか、事前に医師に確認をしてから用いましょう。

初心者にオススメのハーブ

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ハーブティー用のドライハーブには数多くの種類があり、いざ選ぼうとしても選び方がわからないという人もいるでしょう。

ここでは、味のくせが少なく、ブレンドせず1種類だけでも飲みやすい5種類をご紹介します。

ブレンドハーブティーやティーバッグティーにもよく使われているハーブなので、この5種を覚えておくと市販のブレンドを選ぶときにも味の想像がしやすくなります。

ハーブを購入するときにチェックしたい、学名も併せてご紹介します。

ペパーミント

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学名:Mentha piperita

一番有名なハーブと言っても良いペパーミントは、爽やかで清涼感のある味わいと香りが特徴です。

ペパーミントのスーッとした香りの元は、l-メントールという成分です。

このl-メントールの爽やかな香りは、頭をすっきりとさせてくれたり、胃の不快感を和らげたりするのに役立ちます。

気分転換の1杯はもちろん、胃がすっきりしない時や乗り物酔い対策などにもおすすめのハーブティーです。

ハーブティーが飲みにくいと感じた時に、ペパーミントを少量混ぜると飲みやすくなるので、ブレンドにもおすすめのハーブです。 

ジャーマンカモミール

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学名:Matricaria chamomilla

ジャーマンカモミールは、キク科の植物の花の部分が使われており、黄色くて丸い花がとても可愛いハーブです。

リンゴに似た甘い香りが特徴のカモミールは、子供から高齢者まで使いやすいハーブのひとつでもあり、イギリスの絵本「ピーターラビット」では、母親がピーターにカモミールティーを入れてあげるシーンも描かれています。

リラックス系ハーブの代表とも言われるジャーマンカモミールは、ほっとしたいとき、体を温めて落ち着きたいときなどにおすすめのハーブティーです。

ただしキク科植物にアレルギーがある人は使用できません。

レモングラス

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学名:Cymbopogon citratus

レモンに似た爽やかな香りを持つレモングラスですが、柑橘系の植物ではなく、イネ科の植物の葉部分が使われています。

タイ料理のトムヤンクンなどに使われるハーブとしても有名で、アジア地域ではティーはもちろん、スパイスとしても幅広く使われています。

スッキリとした香りと味わいでくせが少なく飲みやすいレモングラスは、ペパーミントの爽快感を少しきついと感じる人にもおすすめです。

胃腸の不調時にもよく使われるハーブで、食欲がないときに飲むとスッキリします。

ダンディライオン・ルート(西洋たんぽぽ)

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学名:Taraxacum officinale

「西洋たんぽぽ」という和名を持つ植物の根が原料となっています。

ノンカフェインのコーヒー風飲料として有名な「たんぽぽコーヒー」も、同じ植物の根を加工して作られています。

ダンディライオン・ルートにはローストしたものとしていないものがあり、ローストしたものはほうじ茶のような香ばしい味わいです。

ローストタイプを濃い目に入れてミルクを加えると、カフェオレのようなドリンクを作ることもできます。

ダンディライオンには食物繊維の一種である「イヌリン」という成分が多く含まれており、便秘の解消などにも役立つハーブティーと言われています。

ネトル(イラクサ)

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学名:Urtica dioica

日本では「イラクサ」とも呼ばれるネトルは、欧米では非常にポピュラーなハーブです。

ドイツでは、春に向かう季節の変わり目に起こりやすいアレルギー症状を緩和するために用いられるなど、ネトルは人々の生活に溶け込んでいます。

緑茶に似た味や香りを持つため、日本人でも飲みやすいと感じることが多いようです。

葉酸、ビタミンC、ミネラル類など、栄養素が豊富であることもネトルの大きな特徴のひとつです。

1杯のハーブティーからはじめるヘルシーでおいしい毎日

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「選び方が難しそう」、「あまり美味しくなさそう」と思われることもあるハーブティーですが、実はそんなことはありません。

まずは、今回ご紹介した5種類の中から、自分の好みに合いそうなものを試してみましょう。

また、ハーブティー専門店に行くと、知識豊富なスタッフが相談にのってくれたり、サンプルを試すことができたりします。

「おいしい!」と感じられるものを見つけて、そこから他のハーブやブレンドなど少しずつ世界を広げていくと、ハーブティーがより身近なものになります。

生活にハーブティーを取り入れるために、まずは最初の1杯を試してみましょう!